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元JRA調教師 K.タナカ
生産・育成、そして馬券に至るまで競馬界の表裏、両面を知り尽くす人物
98年にはランフォザドリームが重賞を2勝し、GI・エリザベス女王杯で2着。2000年には6番人気のニホンピロスワンでローズSを制覇するなど、現役時代には数多くの重賞勝ち馬を育てた個性派調教師として名を馳せた。 だが、現役時代の活躍は日本国内に留まるものではなかった。その類い希な相馬眼を活かして、ダート競馬の本場アメリカで自ら競走馬の生産を行い、海外競馬でも多数の重賞勝ちを収めていたのである。ともすれば、日本では競走馬を育成するだけが調教師の仕事になりがちだが、その程度なら日本で名伯楽と呼ばれる伊藤雄二・元調教師や故・伊藤修司師ら、歴代の大物調教師でもできたこと。
元JRA調教師 K.タナカ
自分の目で選んだ競走馬を、自分で購入し自分で育てた。元JRA調教師 K.タナカ 活動写真
だが、その大物調教師らですらチャレンジできなかった難業、つまり【自ら生産し、自ら育成する】という、究極の調教師業をいとも簡単にやってのけたのがK.タナカだ。日本でこの難業に手を付けた調教師は、過去に例がない。しかも国内外での厩舎経営・牧場経営、競走馬の買い付けまで含めれば巨額な資金が必要になるのは容易に想像できるだろう。「その資金はどこから捻出されたのか」といえば、実は海外競馬の馬券で儲けた金を、そのまま経営資金として運用していたというから驚愕である。まさに、競馬界の表と裏を両面から知り尽くす人物。当然、彼の助言を求める現役関係者は、今でも後を絶たない。
「アメリカでは馬券で負けたことがなかった」

















